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山崎 篤志*; 今田 真*; 新井 龍志*; 宇都宮 裕*; 菅 滋正*; 室 隆桂之*; 斎藤 祐児; 鹿又 武*; 石田 尚治*
Physical Review B, 65(10), p.104410_1 - 104410_6, 2002/03
被引用回数:60 パーセンタイル:89.24(Materials Science, Multidisciplinary)強磁性ホイスラー合金であるCoTiSn,CoZrSn及びCoNbSnに対して、軟X線領域の内殻吸収磁気円二色性(XAS-MCD)を測定した。Coの2p-3d XAS-MCDスペクトルで観測された多くのピーク構造は、原子多重項計算よりも、バンド計算によって予想されたCoの3d非占有状態によってうまく説明することができる。MCDスペクトルは、軌道モーメントが磁気モーメントに寄与していることを示している。MCDスペクトル解析から得られた軌道モーメントとスピンモーメントの比は、これらの物質間で二倍以上の違いが有る。この変化のメカニズムを、バンド計算の結果と比較して議論した。
篠原 伸夫; 塚田 和明; 市川 進一; 間柄 正明; 初川 雄一
Radiochimica Acta, 88(1), p.1 - 5, 2000/00
被引用回数:1 パーセンタイル:12.1(Chemistry, Inorganic & Nuclear)迅速化学分離装置SISAKを用いて、U,Np,Uの陽子、C及びF誘起核分裂で生成する短寿命ヨウ素核種を分離し、線スペクトロメトリーによりこれら核種の相対的収率を測定して、核異性体収率比I/I及びI/Iを求めた。統計モデルを用いて測定値から核分裂片の角運動量を算出して、核分裂機構を考察した。軽イオンと重イオンによる核分裂の差異は、核分裂核の励起エネルギー及びN=82における球型閉殻構造によって説明できることがわかった。
石田 真一; 小出 芳彦; 平山 俊雄
Europhysics Conf. Abstracts of 18th European Conf. on Controlled Fusion & Plasma Physics,Vol. 15C,Pt. l, p.I-165 - I-168, 1991/00
JT-60の高ポロイダルベータ実験において、閉込めの改善を伴なう高イオン温度モードが得られた。準平衡入射の低ビームトルクであるにもかかわらず、閉込めの改善に伴ない、イオン温度や密度分布のピーキングとともに、プラズマ中心領域の順方向トロイダル回転速度が著しく増加し、強い回転シアが観測された。このトロイダル回転特性を、順方向入射と準平衡入射のLモードプラズマとの比較を含めて、詳細に調べた結果を述べている。高イオンモードプラズマは、イオン温度又はイオン温度勾配と中心回転速度のオフセットな比例関係、および中心イオン温度に相当する強い負電位の形成によって特徴付けられることがわかった。JIPP-TIIUで提案された負電場形成モデルとの比較を行い、電場分布が定性的に説明できることを示した。そして、角運動量閉込め時間を評価し、理論と比較するには電場の寄与を考慮することが重要であることを指摘した。
池添 博; 鹿園 直基; 冨田 芳明; 井出野 一実; 杉山 康治; 竹腰 英子
Nuclear Physics A, 444, p.349 - 364, 1985/00
被引用回数:22 パーセンタイル:72.37(Physics, Nuclear)O+Al反応における不完全核融合反応を残留原子核の速度スペクトルを測定して調べた。入射エネルギー90MeVでは、速度スペクトルは統計モデル計算によって完全に再現できた。入射エネルギー150MeVでは、速度スペクトルの中心値は統計モデルによる期待値からずれた。このずれを、2つのモデル計算と比較した。すなわち周辺部衝突から不完全融合反応が起るモデルと、中心部までふくめた衝突で起るモデル。後者のモデルによる計算が実験値をよく再現する事がわかった。